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SHINJUKU ART STORAGE
東京都新宿区
主客反転の劇的体験を立体化する
新宿の本質とは、都市構造が生み出す劇性である。大通りに対してゴールデン街などの
小道がつながる街区構造や、歌舞伎町にみられるターミナルビスタ構造では、
T字路で一瞬だけ切り取られる人々の姿が劇的に感じられる。
また裏路地や横丁では、店主と客が織りなす行為を、通行人が客観的に感じ見る構図が連続的に作られている。
新宿の都市は〈主体〉〈客体〉〈背景〉によって成り立つ。誰もが主客と客体であり主客転倒しうる。
このような関係性は、人々の創造力を刺激し、芸術なるものが生まれやすい環境であるのではないか。
ターミナルビスタ等にみられる劇性を立体化する。
新宿のT字路では、ゆるくとどまる〈主体〉と、視線を交わすことなく通り過ぎる〈客体〉、
そして客体の〈背景〉から構成されるスパイラル状の動線とボリュームが垂直方向に交わることで、
〈主体〉〈客体〉〈背景〉の構成がその都度変化していく。

制作期間:2023年7月-2023年8月
共同設計:黒澤優太,福本翔大,毒島美空
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