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対岸を繋ぐ台座

東京都千代田区北の丸公園

​皇居と都市の境界を彫刻の鑑賞空間へ変換する

敷地は東京都千代田区の北の丸公園、イサムノグチの彫刻作品15作品を展示する美術館。

北の丸公園に隣接する千鳥ヶ淵にてボートから桜を眺める人からインスピレーションを受け、

濠からボートに乗って作品を鑑賞する新たな鑑賞形態を考える。

『1000㎡の美術館を設計せよ』といった要項に対して、千鳥ヶ淵や千鳥ヶ淵を一周するランニングコースを

鑑賞空間として取り込むことで、1000㎡を超えた都市を内包する美術館とした。

イサムノグチの「彫刻は不完全で良い、完成させるのは遊ぶ子供たちや季節、自然である」といった言葉から、

建築自体は、皇居の地形の一端として扱い、作品がまるで地形の上にあるようにし、

人々や自然のふるまいがそこに加わることでイサムノグチの彫刻が持つ魅力を最大限発揮できるようにした。

地上部はボートに乗る桟橋や人々が作品を巡り歩くランドスケープや彫刻の台座として設計を行い、

濠からボートで鑑賞する人や、地下部を巡り歩く人たちとの立体的な視線の交錯が起こるようにしました。

地下部は都市や自然環境を切り取り、彫刻の背景として作品を巡り歩くシークエンスを考えた。

 

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皇居と都市を隔てる濠が彫刻の鑑賞空間として立ち現れ、対岸の様々な景色と接続する。

地形、台座、桟橋等、訪れる人や周囲の環境に合わせて

多様な様相を見せるこの建築は、従来のホワイトキューブとは異なる美術館の提案である。

制作期間:2021年4月-2021年6月 
個人設計

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