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大地を耕す学びの集落
埼玉県富士見市
街の微地形と暮らしを再編する小学校
埼玉県富士見市は、河川と水田と共に暮らしを築いた町であった。
河川からの水害を防ぐために周囲より少し高い微高地に屋敷を構え、
家屋から北風から守るために屋敷林を配置するといった暮らしの形がこの町では見られる。
しかし、農業従事者の減少や宅地開発、商業開発が進んだことで、微高地や水田は大きく減少、もしくは放置されてしまい、
かつての暮らしの形は見えないものとなっている。
そこで本提案では、アスファルトに均されてしまった水田を、もう一度水田として復活させる。
そして、微地形や水路や屋敷林といったこの町ならではの形を小学校のデザインに転用した。

自従来の学校のような片廊下に教室が並ぶ形式ではなく、微地形による緩やかな境界で教室や廊下、校庭のゾーニングを行い、
水田や校庭の狭間に教室を配置することで各教室の学びが互いに見渡せる平面計画とした。
水田を介して互いの教室でのふるまいや学びが見え渡り、畦道を通って子供達はこの学び舎を巡る。
こうしてかつての水田と共にあった風景を小学校として再興することで、学校と街の境界を解き、
水田やこの街の地形を子供達の学び舎として設計した。

制作期間:2021年11月-2022年1月
個人設計
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